こんにちは。
晴れたり雨が降ったり
寒かったり蒸し暑かったり
季節の変わりめは不安定なお天気が続きますね。
ジューンベリーの白い花が一気に咲き
遠目に見ても爽やかな春の景色にホッコリします。
4月、春の陽気そのものの楽しい作品をご紹介します。
4月1日(日)~14日(土)
12:00~16:00
伊勢で創作する中田篤さん。
テンでは3年ぶりの企画です。
高い独創性による造形、色遣い、マティエール、構成、組み合わせの妙で、
唯一無二の作品を次々と生み出していく中田さん。
器として使うだけではもったいないほどのアートピースだと言えるでしょう。
今回、中田さん初のユニークな描画が加わり、
さらにさらに進化を続ける新たな表現が見られます。
作家在廊日:1日(月)
今日は、中田篤さんの作品の制作工程をご紹介します。
3年前のブログを見ていたら、工程を綴ったページがあり、
そっくりそのままコピペします(苦笑)。
ただし、今展では漆の仕事を施したものは展開していませんが、
過去の作品をお持ちの方、お知りになりたい方も
お読みくださいね。
↓↓↓
気の遠くなるような多くの手がかかっています。
こうしてできたのかと思うと、より愛着がわいてきますね。
中田ワールドを作り出す要素満載です!
たとえば、カップ。
タタラ(板状にした粘土)を用いて基本的な本体の造形。
更に薄いタタラを切り取ったものを本体に貼り付けていく。
薄い泥水を筆で塗り、貼り付ける。
貼り合わせの隙間に銅釉を擦りこみます。
造形後、素焼き。
色化粧をしたり施釉後、本焼きをします。
その後、漆を拭きます。
漆を拭くことによって
土肌や含まれているケイ砂を浮き立たせたり、
色化粧度の輝度を落としたり、
使用感というか古色っぽいテクスチャを作り出します。
あるいは、
薄めた漆を塗ってから熱湯で落とします。
土や色化粧土のテクスチャを出す。
これはたぶん中田さん独自の技法でしょう。
漆のかぶれる成分ウルシオールを
低下度で焼き付けることで揮発させます。
赤のポットなどは拭き漆で漆を落とさず焼き付けます。
拭いた漆をいったん全部落としてから赤の部分だけに
再度施漆することもあります。
パステルっぽいものは漆を洗って落としてから焼き付けます。
漆を洗っても、表面だけ落ちて土の細かい凹凸には残るので
それが貫入などのテクスチャになります。
焦がし漆
300度で漆を炭化させます。
画像の下が焦がす前、上のプレートが焦がしたもの。
”nice things”2018年8月号で、
中田さんの記事が掲載されています。
蛇足ですが・・・
新日本プロレスのホープ・海野翔太さん、
中田さんに似ているかも。
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vol.2→☆
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佳き一日でありますように・・・。
ではでは。
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